李大統領は、北朝鮮核問題が望ましい方向に進んでいるのは胡主席の指導力の影響が大きいとした。さらに、「北朝鮮に対し排他的に考えていない。南北関係においてはあれこれ問題があるが、必ず克服する」と述べ、6カ国協議が成功へと進むよう役割を果たしていくと強調した。胡主席も、6カ国協議の枠組みの中で核問題が進展していることを評価した。南北関係については「南北の和解協力は、両国民だけでなく地域平和にも役立つことだ。一部で困難に直面しているが、大局的に対応し頻繁な意思疎通で互いの意見を尊重すれば、解決できるだろう」と指摘した。
また両首脳は、5月の韓中首脳会談で両国関係を「戦略的協力パートナー関係」に格上げしたことに関し、胡主席の訪韓時に具体策を協議することを決めた。
一方、北京オリンピックについて李大統領が盛大な開幕を祝うと、胡主席は開催準備段階での韓国政府の支援に謝意を表した。
この日の会談では、北朝鮮・金剛山での韓国人観光客射殺事件に対する言及はなかった。青瓦台関係者は、会談は五輪開催を機に行われたもので、約20分と時間は短かったものの、両国の信頼関係を強化したことに大きな意味があると評価した。
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