【ソウル8日聯合】景気沈滞のなかにあってもクレジットカードによる消費は20%台の高い増加率が続いている。
 与信金融協会が8日に明らかにしたところによると、年初から7月までの国内クレジットカード使用額(キャッシング除く)は172兆210億ウォン(約18兆5700万円)で、前年同期に比べ20.86%増加した。7月のクレジットカード決済金額は前年同月比22.86%急増の26兆4100億ウォンで、ことし最高額を記録した。協会は、カード決済金額の増加は、生活用品価格の値上がりで名目使用金額が増えたためと説明している。

 これに関連しサムスン経済研究所は、物価は急速に上昇しているが、生活用品需要と高所得層の高額商品消費は減っておらず、カード決済金額が拡大したと指摘する。景気沈滞で家計の現金流動性が縮小し、カード消費の割合が高くなったのも一因だとした。

 ただ、無利子分割払いによるカード消費の急増に対する懸念の声もある。金融監督院は、現在のクレジットカード会社の延滞率は低い水準だが、下半期に景気沈滞が深刻化すれば延滞率も上昇する可能性があると見ている。

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