【ソウル7日聯合】昨年に輸入された水産物で不適合の摘発を受けた件数は536件で、2005年(292件)に比べ83.6%増加したことが分かった。
 農林水産食品部がハンナラ党議員に提出した輸入水産物不適合及び水産物原産地表記違反現況に関する報告書によると、2005年から昨年までの2年間に水産物輸入量は11%、不適合摘発件数は83.6%増加した。不適合事由は1401件で、このうち微生物基準超過が21.3%(299件)で最も多かった。次いで重金属検出が18.8%(264件)、使用禁止物質の検出が9.3%(130件)と続いた。

 不適合水産物の原産地は、中国が31.1%(436件)、日本が16.6%(233件)、台湾が16.1%(225件)など。品目は刺身用の包装済み冷凍テラピアと冷凍エビが16.1%(226件)で最も多く、ウナギが7.6%(106件)、タコが6.4%(89件)などだった。

 一方、原産地表示違反件数は2005年の1870件から2006年に4316件まで急増したが、水産物履歴追跡制度のテスト事業が実施されたことを受け、昨年は2823件まで減少した。ことしは上半期現在785件で、減少傾向にある。ただ、行政処分対象となる原産地虚偽表示は2006年の66件から昨年は148件、ことしは上半期までで81件と、むしろ増加している。

 韓国の水産物輸入量は2005年には125万6142トンだったのが、昨年は139万1506トンと、2年間で約11%増加した。中国、ロシア産がほぼ50%を占め、日本、ベトナムなどが後に続く。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0