【ソウル6日聯合】食品医薬品安全庁は6日、「危害食品回収指針」の施行後、不正・不良食品の回収率が施行前に比べ2倍以上に高まったと明らかにした。
 指針が施行された4月18日以降、回収の対象となり回収手続きが終了した31の食品の回収率は22.9%で、2006年から指針施行前日までの平均回収率(10.8%)の2倍を超えた。ただ、依然として先進国の回収率(米国36%)に比べると韓国の数値は低い。

 同庁は不適合食品回収率を先進国水準に高めるため、米国の回収制度を参考にこの指針を設けた。これに先立ち3月には不適合食品流通の早期遮断に向け「不適合食品緊急通報指針」も施行している。今後はさらに回収率を上げるため、食品衛生取り締まり担当の公務員と消費者食品衛生監視員の合同で回収管理現場点検団を構成し、回収状況を随時確認・点検するほか、営業者が自主的に回収措置に乗り出すよう教育を強化する考えだ。また、効果的な食品回収に向け、食品履歴追跡制度の早期定着を誘導するほか、回収指針の改善・補完、自主回収を行った営業者に対する行政処分の減免など関連規定の改正を検討する計画だ。

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