【釜山5日聯合】釜山に本拠を置く地域航空会社の嶺南エアが、需要不足などを理由に就航からわずか8日で金海~金浦路線の運航を中断した。
 嶺南エアが5日に明らかにしたところによると、1日1往復する同路線の臨時運休を知らせる案内文を同社のホームページに1日から掲載すると同時に運航を中断した。

 同路線は就航初期こそ搭乗率が70%に達することもあったが、最近では定員100人に対し乗客数が1けたにとどまり、赤字運航を続けていたという。嶺南エア側は運休の理由として、需要不足のほかに航空機1機での無理な運航による故障の恐れや運航時間帯の弱さ(午前7時、午後8時15分)などを挙げた。

 同じく金海~金浦路線を運航する大韓航空とアシアナ航空は、同期間の搭乗率がそれぞれ70%と60%に達している。航空業界は嶺南エアが商用路線である同区間で生き残るには、大々的な広報とともに航空機の追加導入が急がれると指摘する。

 また、嶺南エアと400億ウォン規模の外資誘致契約を結んだスイートアジア・ジャパンの資金も先週投入される予定だったが先送りされ、資金繰りに赤信号がともっている。

 嶺南エア関係者は、金海~金浦路線を除くほかの路線は搭乗率が70~80%に上るのはもちろん、1日1便以上は満席を記録しているとし、「日本から今週中に契約金が支払われるものと予想している。今月末に航空機が追加導入されればスケジュールを再調整し、同路線の運航を再開する」と話している。

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