韓国貿易協会国際貿易研究院が5日までにまとめた下半期の貿易環境と輸出入展望によると、下半期の韓国の輸出は2276億ドル、輸入が2249億ドルで、27億ドルの貿易黒字を計上すると推計された。しかし、上半期に輸出2139億ドル、輸入2201億ドルで62億ドルの赤字が発生したため、通年では35億ドルの赤字となり、11年ぶりに貿易赤字国に転落するとの分析だ。
一方、年間貿易規模は輸出の増加で8865億ドルと、9000億ドルに迫る見通し。
輸出は下半期にも増加が見込まれるが、原油高と海外市場の需要鈍化に加えウォン高が予想されるため、下半期輸出は前年同期比17.4%増と、上半期(20.4%)に比べるとやや鈍化すると思われる。輸入は第4四半期から原油価格が小幅ながら下方に安定するものと予想されるため、上半期(29.35%)よりやや減少する見通しだ。
貿易協会関係者は「上半期に続き下半期も輸出増加は続くが、原油高によるエネルギー導入コストがかなりの額になると思われ、ことしは11年ぶりの貿易赤字が予想される」と話している。
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