次期駐韓米国大使、今月末～9月にも赴任の見通し

【ワシントン1日聯合】韓米が外交関係を樹立して以来、初めて女性の駐韓米国大使が誕生した。
　米上院が1日（現地時間）、次期米国大使内定のキャスリーン・スティーブンス氏に対する承認案を通過させたことから、ブッシュ米大統領は近くスティーブンス氏を米国大使として正式に任命する予定だ。早ければ8月末か9月中に韓国へ赴任するものとみられる。ただホワイトハウス当局者によると、今月初旬のブッシュ大統領の訪韓には随行しないという。スティーブンス氏は1月22日に米国大使候補として指名を受け、4月22日に上院外交委員会の人事聴聞会を通過していた。

　スティーブンス氏は1975年に忠清南道・扶余と礼山で平和ボランティア団員として学生に英語を教え、以後韓国と縁を結ぶようになった。韓国に滞在していた1977年に駐韓米国大使館での試験に合格し、1978年から外交官の道を歩み始めた。これまで米国大使館や釜山領事館などで勤務した経験もある。流ちょうな韓国語を駆使することで知られているが、米国大使の指名を受けてからは教室に通いながら韓国語を集中的に勉強してきた。キムチを自分で漬けられるなど、韓国文化にも格別の理解を示しているという。