【ソウル1日聯合】国際的な格付け機関、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは1日、韓国の銀行はウォンと外貨の流動性収縮が続いていると診断した。
 同社の格付け担当者の報告書は「ウォン建ての資金調達は可能でも1年前に比べ調達コストが増している。外貨建て資金調達は一部債券の発行が延期されたり満期が短く高コストの場合だけ行われており、担保負担の拡大に見られるように状況は改善されていない」と記している。年初の予想とは異なり、世界的に信用市場の不確実性はむしろ増しているとみられ、主要流動性比率を根拠に判断すると韓国の銀行は流動性圧迫が続いていると指摘した。流動性比率がさらに悪化すれば、韓国の銀行に対する銀行財務格付け(BFSR)を下方修正する可能性があると説明した。ただ、韓国の銀行は高い国家支援ガイドラインのもとにあるため、BFSRの調整が韓国の格付け調整につながる可能性は低いとしている。

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