【釜山31日聯合】17世紀以降、韓日文化交流の先駆けとして活躍した朝鮮通信使の行列が、8月3日に日本の対馬で再現される。社団法人朝鮮通信使文化事業会は31日、8月2~3日に対馬で開かれる「厳原港まつり対馬アリラン祭」に朝鮮通信使の正使と副使、楽隊を派遣すると明らかにした。
 行列再現行事は祭りのハイライトとなり、1811年に派遣された最後の通信使で正使を務めたキム・イギョの子孫にあたるキム・ピルハンさんが正使を、1643年の通信使で副使だったチョ・ギョンの子孫であるチョ・ボムヒョンさんが副使をそれぞれ務める。

 当初は釜山市影島区の魚允泰(オ・ユンテ)区庁長と金相洪(キム・サンホン)区議員がそれぞれ正使と副使を務めることになっていた。しかし、先ごろ日本が独島領有権を主張したことから魚区庁長らが不参加の意思を示し、一時は対馬での行列再現行事が白紙化するとの見方も出ていた。

 朝鮮通信使文化事業会関係者は、独島問題で民間レベルの文化交流まで中断されれば韓日関係の回復が難しくなるとし、こうしたときほど文化交流をさらに活発に行うべきだと話している。

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