力泳するチョ・オリョンさん。29日撮影(提供)=(聯合)
力泳するチョ・オリョンさん。29日撮影(提供)=(聯合)
【ソウル31日聯合】「アジアのオットセイ」と呼ばれる元水泳選手のチョ・オリョンさんが、独島を泳いで33周する独島プロジェクトを無事終えた。チョさんは31日午前11時21分、独島の東島船着場前に設置したブイを出発し、1時間6分後に独島の円周6キロメートルを泳ぎきった。
 チョさんはこのプロジェクトを、「独島はわが地」という事実を世界に広めるとともに独立宣言文に署名した民族の代表33人の意をたたえる目的で企画した。年初から済州島でトレーニングを積み、今月1日にスタートさせた。最初の1周は1時間16分で泳ぎ、その後29日までに32周し、期限として定めていたこの日に最終周を終えた。 

 このプロジェクトの間、チョさんを苦しめたのは冷たい水温と予測のつかない天候、そして海のうねりだった。このために泳ぎを断念した日は10日にもなったという。

 チョさんは「健康は問題ない。うれしいというよりは国民との約束を守れすっきりした気持ちだ」とコメントした。プロジェクト進行中に日本の挑発が急に問題になったとしながら、韓国の地を守るには、より愛し関心を注ぐ方法しかないと述べた。

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