【ソウル30日聯合】北朝鮮農業省の崔賢洙(チェ・ヒョンス)副局長が、農業生産の拡大は深刻な政治問題だとの認識を示した。30日に入手した内閣機関紙「民主朝鮮」最新号(7月24日付)によると、崔副局長は同紙とのインタビューで、昨年は例年にない自然災害に見舞われ穀物生産が水準に達せず、そうした状況でことしの穀物生産を増やすことはいつにも増して重要な問題だと強調。農業生産拡大は単純な経済実務の問題である前に「社会主義強盛大国建設の運命、ひいては北朝鮮社会主義の運命にかかわる深刻な政治的問題だ」と述べた。
 また、自然災害だけでなく「帝国主義者らの悪らつな孤立圧殺の策動」も農業生産低下の一原因と指摘した。特にコメ、トウモロコシ、麦など国際穀物価格の急騰に懸念を示し「いまや食糧を支援するという国も、支援できる状態にある国もない。信じるものはただ国と人民自身の力だけ」だと強調した。

 朝鮮中央放送も24日、「農事に勤めることは重要な政治的事業」だと報じている。農事をしっかりし、食の問題を解決することこそ、われわれの思想と制度を守り社会主義を勝利に導く最も重要な事項だと主張した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0