拡大幹部会議を開いた民主党=30日、ソウル(聯合)
拡大幹部会議を開いた民主党=30日、ソウル(聯合)
【ソウル30日聯合】野党は米国が独島の主権表記を変更した問題に対し、来週韓国で予定された韓米首脳会談で独島問題を原状回復するよう求めている。
 民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表は30日、党本部で開いた拡大幹部会議の冒頭発言で「ブッシュ米大統領が訪韓しての首脳会談で独島問題を取り上げ原状回復せよ」と主張するとともに、外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官をはじめとする外交安保ラインの一斉更迭を促した。宋永吉(ソン・ヨンギル)最高委員も「一貫していない米国の朝鮮半島政策が独島紛争の端緒を与えただけに、真の韓米同盟関係を回復するには米国の立場転換が必要だ」とし、首脳会談で何らかの実質的な成果が得られるよう米国務省を説得するなどの準備を促した。朴柱宣(パク・ジュソン)最高委員は、李明博(イ・ミョンバク)大統領に対し、外交と北朝鮮政策の失敗に対する謝罪と外交ラインの全面交代を要求した。また、1900年に朝鮮王朝の高宗が勅令で独島を固有領土として公布した10月25日を「独島の日」として制定することを提案した。

 自由先進党の朴宣映(パク・ソンヨン)報道官は口頭論評で、韓米首脳会談で原状回復を要求するのは当然だと述べ、米国との友好関係が今回の事態で大きな危機を迎えかねないことをしっかり悟らせる必要があると強調した。

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