【ソウル30日聯合】世界的な穀物価格の暴騰と輸入食品に対する需要拡大により、農畜水産物の貿易赤字が急速に膨らみつつある。特にこの先、世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)が妥結し農産品などの関税が原則的に3分の1以上引き下げられれば、食品の収支悪化がさらに進むものと懸念される。
 農水産物流通公社(aT)農水産物貿易情報システムが30日までにまとめたところによると、韓国は上半期に97億990万ドル(1511万トン)相当の農畜水産物を輸入、20億1307万ドル(976万トン)相当を輸出し、76億9683万ドルの赤字を計上した。昨年同期に比べると輸入は20.9%、輸出は22.0%それぞれ増え、赤字も20.6%の増加となっている。赤字幅は上半期のメモリー半導体の貿易黒字40億8863万ドルのほぼ2倍にあたる。

 農畜産物の貿易赤字は2003年が74億7881万ドル、2004年が82億6277万ドル、2005年が88億7920万ドル、2006年が103億6853万ドル、2007年が127億5313万ドルと、過去最大を毎年更新している。上半期の勢いならば、今年通年の赤字は154億ドルに達する見通しだ。

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