【ソウル29日聯合】8月初めから小麦粉やアルミニウム塊、メタノール、飼料用カラスムギ、絹糸、綿糸など41品目に対する輸入関税が撤廃される。
 企画財政部は29日、国際原材料価格の急騰を受け、輸入物価を安定させ農畜産業など弱い産業を支援する目的で合計45品目の輸入原材料に関税割当制度を緊急適用することを明らかにした。これは石油類など4月の第1次緊急適用に次ぐもので、この日の閣議決定を経て8月初めから年末まで一時的に施行される。関税割当制度は、物価安定と競争力強化の意味で輸入品の関税率を基本税率から40ポイントまで加減できる弾力関税制度のひとつ。

 今回の施行案により、アルミニウム塊をはじめ、小麦粉、絹糸、ココナッツ粉末、綿糸、種子用ライ麦、飼料用カラスムギ、マグネシア、メタノール、ココア豆など37品目が無税化されるほか、関税割当制度が既に適用されているアクリルロニトリル、ポリプロピレンなど4品目も無税化対象に含まれる。追加輸入が必要な香料など3品目についても割当数量を増やす。適用に伴う関税支援規模は年間としてみると1500億ウォン(約159億円)程度で、第1次適用品目まで合わせると年間2兆ウォン前後の支援効果があると企画財政部は推計する。

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