【ソウル11日聯合】原油高やウォン安の影響で、韓国人海外旅行者数が2か月連続で減少した。
 韓国観光公社が11日に発表した6月の出入国動向によると、先月韓国を訪れた外国人数は52万5975人で、前年同月に比べ0.4%増加した一方、海外旅行に出かけた韓国人数は100万3907人で同5.6%減少した。今年に入り韓国人海外旅行者数が減少傾向を示したのは3月と5月に続き3度目。最近の景気低迷に伴い懐事情が厳しくなり、海外旅行を控えていることがうかがえる。

 年初から6月までの韓国人の海外旅行者数は累計656万9595人と前年同期に比べ1.5%増加したものの、原油高やウォン安に伴う観光費用の増加で海外旅行者数の減少傾向は下半期にも続くものと観光公社は予測している。2005年から昨年まで、韓国人海外旅行者数が毎年平均14.7%以上増加した点を考慮すると、今年の統計結果は海外旅行市場が委縮したことを示している。

 旅行会社のハナツアー関係者は、煩雑期にあたる7月と8月の海外旅行予約率が予想より低い上、最近は海外旅行者数まで減少していることから、旅行会社ごとに割引商品を出し競いあっていると話している。

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