【ソウル30日聯合】新聞の定期購読率が低下の一途をたどっている。
 韓国言論財団が発刊する月刊誌「新聞と放送」の7月号によると、全国の男女5000人を対象に5月3日から6月9日まで調査を実施した結果、平時に定期的に新聞を読む割合を示す新聞定期購読率は34.6%と集計された。定期購読率は1996年の69.3%から2002年が52.9%、2004年が48.3%、2006年が40.0%と下落を続けている。

 定期購読者は平均1.3紙を購読しており、朝鮮日報(24.4%)、中央日報(18.8%)、東亜日報(14.9%)の上位3紙シェアは58.1%で2006年の62.3%から低下した。次いで京郷新聞のシェアが5.8%、毎日経済が4.3%、ハンギョレ新聞が3.7%となった。

 メディア全般と媒体別の満足度・信頼度を5点満点で評価してもらったところ、メディア全般への満足度は2.93点、信頼度は2.97点となり、2006年(満足度3.12点、信頼度3.18点)より相対的に低い。

 媒体別の満足度はインターネット(3.46点)、地上波テレビ(3.38点)、ラジオ(3.20点)、ケーブルテレビと衛星放送(3.19点)、総合日刊紙(3.02点)、地域日刊紙(2.89点)の順となった。信頼度は地上波テレビが3.38点、インターネットが3.34点、ラジオが3.19点、ケーブルテレビと衛星放送が3.15点、総合日刊紙が3.08点と集計された。

 特定の事案について新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、インターネットが同時に報じた場合、どの媒体の報道を最も信頼するかとの質問には、テレビとの回答が61.7%で最も多く、次いでインターネット(20.0%)、新聞(15.0%)と続いた。

 同財団は、1994年から2年ごとにメディアの受け手に対する意識調査を実施している。

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