【ソウル29日聯合】米国産牛肉輸入に反対する市民団体の狂牛病国民対策会議は、28日から29日にかけて主催したキャンドル集会でデモ隊と警察が激しく衝突し負傷者が多数発生したことについて「国民の人権が警察の軍靴に踏み潰された事件」と主張した。
 国民対策会議は29日午後、ソウル市庁前の広場で記者会見を開き、警察がデモ隊に対し石や鉄のかたまり、消化器などを振り回す殺人未遂行為を行い、非武装の女性を4~5人の警察が踏みつけこん棒で集団暴行する蛮行をしでかしたと述べ、「1980年代の軍事独裁をほうふつさせる鎮圧だった」と強く批判した。牛海綿状脳症(BSE)の危険に注がれた国民の視線を警察の弾圧と市民の抵抗に向けさせ、市民を暴力デモ者として売り渡すことで事態の本質を霞ませようという意図だと指摘した後、国民はもっと平和的で強力なやり方で闘争するとした。

 対策会議は▼李明博(イ・ミョンバク)大統領の謝罪▼魚清秀(オ・チョンス)警察庁長の罷免▼「暴力鎮圧」加担者の即刻処罰▼連行者の即刻釈放――などを要求した。その一方で、同日午後5時から市庁前広場でキャンドル集会を続ける予定だ。


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