【ソウル27日聯合】8月末で期限満了となる世界食糧計画(WFP)の対北朝鮮食糧支援事業の延長について、WFPと北朝鮮の交渉は最終段階に入っており、近く双方が合意書に署名する見通しだ。自由アジア放送(RFA)が27日に報じた。
 WFPは北朝鮮に対する救護復興事業の一環として2006年4月から、児童や妊産婦をはじめとする北朝鮮の弱者層への食糧支援を行ってきた。現在は北朝鮮の50の郡、100万人が対象だと伝えられている。

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 RFAは、北朝鮮がWFPから食糧配給監視員の増員を求められたことを理由に先延ばししていた食糧支援延長交渉で融通性のある姿勢を示し、交渉が進展をみせているとした。また合意書には、北朝鮮の19か所で運営されていたものの2005年以降は支援縮小に伴い9か所だけが稼動する食品加工工場の再稼動と復元、地域事務所の拡大案も含まれているようだと伝えた。

 WFPのリスリー報道官は、WFPが今回の北朝鮮との交渉を終えれば、10月に開催予定の理事会で食糧支援の延長について最終決定を下すとの見通しを示した。

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