【ソウル23日聯合】国内の研究陣が、卵子を使わずにヒトの皮膚細胞だけで患者に合わせた人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作るのに成功した。
 済州大学幹細胞研究センターの朴世必(パク・セピル)博士チームと未来生命工学研究所は22日、ヒトの皮膚細胞だけを用いて胚性幹細胞(ES細胞)の特性を持つiPS細胞を作るのに成功したと明らかにした。研究チームは今回の研究結果について国内・国際特許を出願したほか、20~21日に建国大学で開催された「韓国動物繁殖学会2008」学術大会と第4回韓日共同シンポジウムに論文を発表した。

 この成果により、黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授の一連の論文ねつ造問題や倫理に関する議論で停滞していた国内のES細胞研究が再び活気を取り戻せるかが注目される。

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