釜山港に駐車されたままの貨物トラック=13日、釜山(聯合)
釜山港に駐車されたままの貨物トラック=13日、釜山(聯合)
【ソウル13日聯合】全国運送産業労働組合貨物連帯本部が13日午前零時を期し全面ストライキに突入した。全国の主要港湾と事業場の「物流大乱」が懸念される。
 1万3000人余りの10~25トン貨物トラック運転者が組合員として加盟する貨物連帯は、12日夜に全国15支部ごとに全面スト出征式を開き、13日午前零時から集団運送拒否に乗り出した。全面ストに先立ち実施された部分ストで前日の運送率が40%台まで落ち込んだ平沢・唐津港はもちろん、蔵置率が通常より10ポイントほど挙がった釜山港、光陽港でも13日午前からコンテナ荷役、運送への支障が本格化するものと予想される。

 政府は貨物連帯のスト開始を受け、現在79本1975両の鉄道輸送量を100両増やして毎日200TEU(20フィート標準コンテナ換算)を追加輸送できるようにし、釜山港と仁川港の間を毎日175TEUを運送できる沿岸コンテナ船を運航することにした。また、10トン以上の自家用コンテナ2800本と、8トン以上の自家用カーゴ1万3000台の有償運送を許可し、3800TEUほどの貨物量を消化する計画だ。

 一方、運輸労組は13日午前に記者会見を開き、空港や港湾、鉄道部門の労組の行動方針などを明らかにする予定で、貨物連帯から始まった物流の乱れが全部門に広がる可能性も否定できない。

 政府は、違法な集団行動が始まれば迅速に警察力を投入し運送妨害行為を遮断し、運送拒否事態が広がれば閣議決定を経て業務開始命令を発動する方針を固めている。

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