【ソウル12日聯合】韓国石油公社を2012年までに世界第60位の石油企業に育成するため、政府予算を含め5年間で19兆ウォン(約1兆9793億円)が投じられる。知識経済部が12日、こうした石油公社大型化策を発表した。石油公社の生産量は昨年末現在で1日5万バレルと世界石油企業のうち93位にとどまっているが、政府は5年後には1日30万バレル水準の生産能力を備えた石油開発専門企業に育てる考えだ。
 これに向け、探査段階の鉱区を確保する戦略から、生産中の鉱区や石油開発企業を買収する積極的な戦略に変え、資産規模を現在の9兆4000億ウォンから5年後には30兆ウォンまで増やす計画だ。

 知識経済部と石油公社は、生産量を6倍に増やすには19兆ウォンほどの資金が必要とみている。政府が5年間で4兆1000億ウォンを出資し、残りの15兆ウォンについては石油公社が債券を発行したり国民年金や金融機関などからの投資で賄う。

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