【ソウル22日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は22日、韓米自由貿易協定(FTA)批准同意案の処理に関連する政界での論議に対し、「政治が団結すればうまくいくが、団結していない」と指摘した。青瓦台(大統領府)で開かれた建国60周年記念事業委員会の初会議に先立ち、委員らとのティータイムの席で述べたもの。統合民主党が韓米FTAの必要性についてはおおむね共感しながらも、これを米国産牛肉輸入再開をめぐる議論と連携させ第17代国会では批准案処理できないとの方針を堅持していることに対し、遺憾の意を打ち明けたものと解釈される。
 李大統領は、ブッシュ米大統領が500人を招いて開く行事でFTA批准を強く促すようだと伝えた後、「第17代国会で韓米FTAに関連し数十回にわたり聴聞会を開き、多くの努力を傾けてきた。第18代国会で改めて手順を踏むには24の関連法案を再び処理しなければならない」と述べ迅速な批准案処理を重ねて促した。

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