【ソウル15日聯合】サムスンSDIは15日、酸化物薄膜トランジスタ(TFT)技術を利用したアクティブマトリクス型有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルを業界で初めて開発したと明らかにした。
 サムスンSDIが開発したのはノートパソコン用の12.1インチ製品で、これまで開発された酸化物TFTを利用した有機ELパネルの中では最も大きい。酸化物TFTを利用すると従来のシリコンTFTを利用するより製造工程が単純化され設備維持費なども安く、製造原価を大幅に抑えることができる。そのため酸化物TFTはアクティブマトリクス型有機ELの価格競争力を高める重要な技術として挙げられている。

 サムスンSDI中央研究所の鄭昊均(チョン・ホギュン)副社長は、今回の製品開発は第8世代以上の大型アクティブマトリクス型有機ELの基盤技術を確保したもので、量産における競争力を大幅に高めた点に意味があると評価した。今後、テレビ用やノートパソコン用パネルなどでアクティブマトリクス型有機ELの競争力が一層強化されるだろうと話している。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0