米州朝鮮平壌貿易会社のパク・イルウ代表は、これまで周りの視線のため事業は難産だったと振り返りながらも、平壌焼酎の輸入が米国と北朝鮮が相互に信頼を築ける架け橋の役割になればと話している。パク代表は平壌焼酎に続き、平壌の代表的なビールである「大同江ビール」の輸入に向けた手続きも進めているほか、北朝鮮でのリゾート事業を検討しており、今後多くの北朝鮮製品が米国に輸入されるものとみられる。
パク代表は2003年に米国政府の許可を受け平壌焼酎の輸入を推進していたが、製品を米国の法規制に合わせる問題などで時間がかかったほか、パク代表自身に米国内で韓国政府のために対北朝鮮諜報活動を行った疑惑が持ち上がり、これと関連して虚偽の証言をしたとして起訴されるなどしたため輸入ができずにいた。
平壌焼酎の卸売り価格は1ケース90~100ドルで、食堂などでは1本10~12ドル程度で販売される。トウモロコシ、米、もち米などを原料とし、地下170メートルからくみ上げた天然岩盤水で作られた平壌焼酎は、日本や中国でも輸出用製品が販売されている。
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