オリンピック・フォンを手にした朴根煕社長=29日、ソウル(聯合)
オリンピック・フォンを手にした朴根煕社長=29日、ソウル(聯合)
【ソウル29日聯合】北京五輪公式スポンサーのサムスン電子が29日、五輪マーケティングの開始を宣言した。
 同社は北京で中国本社の朴根煕(パク・グンヒ)社長、北京五輪組織委員会(BOCOG)の王偉執行副主席らが出席するなか、北京五輪100日前記者発表会を開き、各種「オリンピック・フォン」を紹介するとともに、「無線オリンピック」具現のため同社が開発したWOW(ワイヤレス・オリンピック・ワークス)技術のデモンストレーションを行った。

 タッチスクリーン型携帯電話「グローバル・オリンピック・フォン」と、五輪組織委に供給される中国国内向け3G規格(TD-SCDMA)方式の「組織委オリンピック・フォン」、北京五輪の記章や着信音などの五輪記念製品を公開した。同社はWOWサービス活用される組織委オリンピック・フォン1万5000台を組織委に進呈しており、これらはVIPや組織委関係者らが使用する。

 来月4日から中国内113の都市で97日間にわたり行われる聖火リレーに向けての準備も完了している。聖火リレーのスポンサーでもあるサムスン電子が選んだ1400人余りのランナーが、中国全域でリレーに参加する予定だ。リレー期間中は、同社の五輪広報大使として活動している歌手Rain(ピ)が中国語で歌うサムスン電子五輪テーマ曲「エニー・ドリーム」とミュージックビデオが中国全域で流される。

 このほか、30日には北京で1万人余りが参加する100日前記念マラソン大会と、サムスン電子杯2008国際ランニングフェスティバルを開催、現地市民らとともに五輪成功を祈願する。朴社長は、五輪成功を通じサムスンブランドの信頼度を高め、真の中国に愛される企業になると抱負を述べた。


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