【ソウル25日聯合】李泰植(イ・テシク)駐米大使は25日、北朝鮮とシリアの核協力について米ホワイトハウスが「確信している」とする声明を発表したことと関連し、「過去志向的より将来に焦点を当てたものではないかとみている」との認識を示した。
 公館長会議のため一時帰国している李大使はこの日の記者懇談会で、「現在進行中の6カ国協議を座礁させたり転覆させる事案ではないと個人的には判断している」と述べ、北朝鮮が今後核拡散の努力をしないこと、しないという確約を得ることが重要だとした。

 北朝鮮が近く核開発計画の申告書を6カ国協議議長国の中国に提出し、5月には核廃棄段階を準備するための6カ国協議が開かれるとの見通しが出る中、ホワイトハウスが北朝鮮とシリアが秘密裏に核活動で協力したことを確信すると発表したことで、この問題が核問題をめぐる重大な変数に浮上している。

 一方、韓米首脳会談については、米国側関係者が「非常に成功的だった」と評価した。ブッシュ米大統領も満足していたと述べ、個人的にも米大統領別荘で両首脳が笑っている写真を見ながら、新鮮な衝撃と一服の清涼剤のような感じを受けたと振り返った。李大使は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に駐米大使に任命されているが、「前政権時代に韓米同盟が棄損されたと評価するか」との質問に対しては、「過去にはこのような写真はなかったという点を申し上げたい」とコメントするにとどまった。

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