握手を交わす姜代表と鄭夢準候補=9日、ソウル(聯合)
握手を交わす姜代表と鄭夢準候補=9日、ソウル(聯合)
【ソウル9日聯合】第18代国会議員総選挙で定数299議席の過半数獲得が予想されるハンナラ党は、すでにお祝いムードにわいている。
 姜在渉(カン・ジェソプ)代表をはじめとした党幹部らと比例代表候補らは9日午後6時、ソウル・汝矣島の党本部に集まり、報道各社の出口調査の結果を見守った。最低155議席、最大184議席との見通しが出ると、党本部では一斉に歓声が起こり拍手とともに「姜在渉コール」が沸きあがった。

 姜代表と党幹部らは喜びの表情を抑えつつも、各選挙区別の調査結果が伝えられるたびに満足げな表情をにじませている。統合民主党から出馬した鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一部長官との一騎打ちとなった鄭夢準(チョン・モンジュン)最高委員が優勢との調査結果が出ると「鄭夢準コール」が沸きあがったほか、他の候補者の優勢が伝えられるたびに拍手と歓呼の渦となっており、ハンナラ党の圧勝を前にすでに興奮したムードとなっている。ただ、首都圏の一部で民主党の躍進が明らかになるとため息がもれる場面もあった。また嶺南地域で、ハンナラ党を離党した朴槿恵(パク・クネ)派による親朴連帯が善戦していることには沈黙を守った。

 姜代表は出口調査の発表直後、記者らと会い、国民ひとりひとりが偉大な政治的決断を下し、韓国を大きく変化させよという使命をハンナラ党に与えたと評価するとともに、「李明博(イ・ミョンバク)大統領が選ばれた理由は経済を再生してほしいというもので、そのためには過半数の議席を与えればよいという政治的決断だと考える」とコメントした。また、最善を尽くして国民の偉大な決断に仕えるようにしたいと抱負を示した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0