打ち上げ前、ソユーズに乗り込んだイ・ソヨンさん=8日、ソウル(聯合)
打ち上げ前、ソユーズに乗り込んだイ・ソヨンさん=8日、ソウル(聯合)
【バイコヌール8日聯合】大韓民国有人宇宙開発時代がいよいよ幕を開けた。韓国人初の宇宙飛行士、イ・ソヨンさんが搭乗するロシアの宇宙船ソユーズが韓国時間8日午後8時16分35秒、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で無事、宇宙に向け打ち上げられた。
 韓国政府は2000年12月、宇宙開発中長期計画に宇宙飛行士養成計画を盛り込んだ。それから7年を経て、2006年の科学の日(4月21日)に宇宙飛行士一般公募が開始、さらに2年後、韓国人宇宙飛行士が誕生した。

イ・ソヨン の最新ニュースまとめ

 韓国は世界で36番目の宇宙飛行士輩出国、7番目の女性宇宙飛行士輩出国に、イ・ソヨンさんは世界で49人目、アジアでは日本に続き2人目の女性宇宙飛行士となった。宇宙科学実験国としては12番目だ。2003年に有人宇宙船を発射した中国や、先月に国際宇宙ステーション(ISS)に実験モジュール「きぼう」を打ち上げた日本に比べると、見劣りする成績だ。しかし韓国科学界は、宇宙飛行士の誕生が宇宙開発事業飛躍の機会になるものと期待している。韓国人初の宇宙飛行士輩出事業については批判的な見方もあったが、目に見える成果や科学的意味よりも、日々危機感が広がる韓国科学界の中興のためと、科学の一般大衆化と本格的な宇宙開発事業にのろしを上げるという2つの面で、大きな意味を持つものだ。

 韓国は科学競争力、技術競争力では世界で高評価を受けているが、国内科学界が感じる現実は、それとは大きな隔たりがある。国民は科学について依然「難しくて複雑なもの」というイメージを持っており、青少年の「理工系忌避」現象が問題視されている。教育科学部は2010年に科学競争力10位圏、技術競争力5位圏達成という目標を掲げているが、このままでは科学技術競争力はむしろ後退しかねないという危機感もある。政府が260億ウォンという膨大な予算を投じて宇宙飛行士輩出に着手したのも、理工系の危機を打開するとともに、科学の大衆化を通じ科学技術の底辺を拡大することで、科学技術競争力を高める狙いがあったと思われる。ソユーズに乗り宇宙へ向かうイさんの姿は青少年に科学と宇宙への夢を与え、科学広報大使として果たす役割は、科学の大衆化において絶大な価値を持っている。

 また、政府は2015年までに独自の宇宙開発能力を確保し、世界10位圏の宇宙大国入りを目標としている。宇宙飛行士事業はそのための第一歩だ。2017年まで300トン級の発射体を打ち上げ、2020年には月探査軌道衛星、2025年には月探査着陸船をそれぞれ打ち上げるなど、宇宙開発競争への本格参入計画も掲げている。これに向けた初の成果が、人工衛星の打ち上げだ。今年12月には全羅南道・高興の羅老宇宙センターから、国産の科学技術衛星2号を乗せた国産小型衛星発射体(KSLV-1)を打ち上げる。

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