【ソウル1日聯合】外交通商部の李恵民(イ・ヘミン)自由貿易協定(FTA)交渉代表は1日、韓米FTA批准同意案を5月末に任期が終わる第17代国会で通過させねばならず、政府も努力したいとの考えを示した。
 韓米FTA交渉妥結1年を翌日に控えた定例会見で述べたもので、「経済的に相当な利益があり、韓米の通商関係がより発展する根拠を設けた韓米FTAが、交渉妥結から1年が過ぎても両国の国会・議会で処理できておらず大変残念だ」との認識を示した。また、同意案処理が次期国会に持ち越された場合、2年間にわたり行ってきた議論をまた繰り返すことになり、FTA履行に必要な法改正にも影響が及ぶと指摘、国民がFTAのメリットを享受できないとして17代国会での国会処理の必要性を説明した。

 一方、米国側の状況については、韓米両政府ともFTAの重要性について相当な価値を認めているため、米議会も批准するだろうと述べた。ただ米政府と議会は、米国産牛肉の輸入問題が解決しなければ議会での批准はできないとの姿勢を繰り返し示している。

 欧州連合(EU)とのFTA交渉については、相手がいるだけに、交渉に期限はないが、EU側が韓国側にFTAを提案してきた背景などを考慮すると、韓米FTAの発効時点が事実上のEUとの交渉期限になるかもしれないと述べた。

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