【務安31日聯合】日本のクルーズ船が相次いで麗水など全羅南道地域に入港するなど、南海岸の秘境を舞台にしたクルーズ船産業が活気を帯びている。
 全羅南道が31日に明らかにしたところによると、日本のシニア世代の観光客400人を乗せたクルーズ船にっぽん丸が4月2日に、韓国初のクルーズ船パンスター・ハニー号が3日に、麗水に入港する。このほか、7月8日には木浦港に福岡から400人を乗せてニュー・カメリア号が入港する予定だ。

 にっぽん丸に乗船した観光客は2日午前8時に麗水に到着し、梧桐島、校洞市場など市内観光をはじめ、順天湾、楽安邑城、松広寺、華厳寺など道内の主要観光地をまわり、1泊した後に次の寄港地の馬山に向かう。パンスター・ハニー号の乗客は3日午前8時に到着し、梧桐島、向日庵、巨文島など周辺観光地を回り同日中に次の寄港地の鎮海に向かう。

 パンスター・ハニー号は、釜山を拠点に、統営、麗水、莞島、済州などを主要コースとして週1回の運航を予定しており、毎月1~2回、日本に向けた国際クルーズも実施する予定だ。自動車も乗船できるため、寄港地では自動車を使って自由な旅程を組むことができる。

 全羅南道は、にっぽん丸とパンスター・ハニー号が入港する麗水港と莞島港などで歓迎あいさつと花束贈呈、鼓笛隊の演奏、民俗芸能などによる歓迎行事を行う計画だ。

 道観光振興課のミョン・チャンファン課長は「クルーズ産業は海洋観光だけでなく、造船と海運産業の発展をけん引する高付加価値産業なだけに、専用埠頭(ふとう)の建設、クルーズ船導入・運航など、内外のクルーズを活発に誘致し、国内のクルーズ市場を先導できるよう努力したい」と意気込みを見せている。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0