【ソウル28日聯合】北朝鮮が28日午前10時30分ごろ、黄海上で短距離ミサイルを3回にわたり数発発射したことが確認された。合同参謀本部が同日、「午前に黄海上で北朝鮮の短距離誘導弾(ミサイル)が発射された。誘導弾の性能確認と運用能力の向上に向けた訓練と推定される」と明らかにした。これを受け韓国軍は、北朝鮮のミサイル発射の動向を注視している。ミサイルは南浦近くの黄海上にいた艦艇から北朝鮮の陸地側となる北東方向に発射された。発射は合計3回だったが1回に何発のミサイルが発射されたかは確認されておらず、発射機の数も分かっていない。
 これまで北朝鮮は艦艇から主に射程距離46キロメートルの対艦(スティックス)ミサイルを発射しており、今回も同じ種類と推定される。ある政府当局者は、北朝鮮が射程距離46キロの対艦ミサイル3発程度を発射したと話している。

 北朝鮮によるミサイル発射は、昨年6月以来9か月ぶりだ。軍と政府当局は今回の発射が冬季訓練として実施されたものか、開城工業団地からの韓国側要員の撤収要求と合わせ韓国に対する圧力を高める意図によるものか、綿密な分析を進めているとされる。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)報道官はこの日の定例会見で、通常の訓練と思われるとする一方で、「北朝鮮も南北関係の行き詰まりを望まないものと思う」とも話している。

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