【ソウル5日聯合】大韓サッカー協会は5日、物議を醸している2010年サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア予選の南北対決と関連し、まだ国際サッカー連盟(FIFA)からいかなる仲裁案も通知されていないと明らかにした。
 南北戦は26日に平壌で開催予定となっているが、北朝鮮はスタジアムにおける太極旗(韓国の国旗)掲揚と愛国歌(韓国の国歌)演奏を認められないと主張している。先月、南北代表団が開城で2回にわたり交渉を行ったがいずれも決裂し、現在はFIFAに仲裁を求めている状況だ。

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 同協会は、「FIFA規定により、スタジアムに両国の国旗を掲揚し国歌を演奏するという原則が守られるものと期待している」と強調する。競技は予定通り平壌で開催、太極旗と愛国歌をそれぞれFIFA旗、FIFA歌で代替するという調停案が出た場合は、これを受け入れられないとする姿勢をほのめかした。協会のユ・ヨンチョル広報局長は、現在FIFAの調停案を注視しながら対応策を練っていると説明、多数のルートを通じ原則を守るようFIFAに働きかけていると話した。


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