【ソウル28日聯合】統計庁は28日、所得、教育、人口、住居など13部門の統計指標を基に、韓国国民の生活像を示す「2007韓国の社会指標」を発表した。
 昨年7月1日現在、韓国の総人口(将来推計人口)は4845万6000人で、前年比人口成長率は0.33%だった。合計特殊出生率は1.26人で、前年の1.13人を上回った。人口1000人当たりの出生次数を示す粗出生率は10.1人で、これも前年(9.2人)より増えている。

 国民の期待寿命は79.2歳で、1980年に比べ13.5歳延びた。中位年齢は36.1歳で、前年(35.4歳)に比べ0.7歳、1980年(21.8歳)に比べ14.3歳高かった。高齢化指数は55.1で、1980年(11.2)の4.9倍に達している。女児100人に対する男児の数を表す出生性比(2006年)は107.4人で、前年(107.7人)、1996年(111.6人)との比較で減少しており、出生性比の不均衡が徐々に緩和されていることが分かった。

 また、2006年の死亡原因1位はがんで、10万人に134.8人が死亡した。次いで脳血管疾患(61.4人)、心臓疾患(41.5人)、糖尿病(23.7人)と続いた。

 昨年の都市労働者世帯の平均月収は367万5000ウォン(約41万6500円)で、前年比6.7%増加した。月平均家計支出は前年比5.8%増の284万1000ウォン、消費支出も5.8%増の234万9000ウォンだった。都市世帯の場合、消費支出における教育費の割合は12.0%で前年より0.2ポイント上昇した。12%に達したのは関連統計開始以来初めて。交通・通信費の割合は17.2%で、前年より0.3ポイント下がったが、10年前に比べると4.6ポイント上昇している。エンゲル係数は前年比0.6ポイント上昇の25.1%だった。

 昨年の大学進学率は82.8%で、10年前(60.1%)に比べ大きく上昇した。中学校進学率は99.9%、高校進学率は99.6%だった。

 労働部門を見ると、昨年の失業率は3.2%で、前年比0.3ポイント下落した。就業者は2343万3000人で、前年より1.2%増えている。特に55歳以上の人口の経済活動参加率は前年比1.0ポイント上昇の46.0%に達し、全就業者に占める55歳以上就業者の割合も0.6ポイント高い18.0%となった。

 建設交通部が集計した2006年現在の住宅総数は1353万4000戸で、1年間で2.4%増加した。人口1000人当たりの住宅数も279.7戸から285.3戸に増えている。自動車登録台数は1589万5000台、と1世帯当たりの自家用車保有台数は0.70台で、それぞれ3.2%と0.02台増加した。

 2006年の交通事故発生件数は21万3700件で、前年より0.2%減少した。このため死亡者数と負傷者数も、それぞれ0.8%と0.6%減っている。犯罪発生件数は182万9000件で、前年を3.4%下回ったものの、窃盗・殺人など主要犯罪が36.1%増加した。

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