幹事団会議で発言する李次期大統領=31日、ソウル(聯合)
幹事団会議で発言する李次期大統領=31日、ソウル(聯合)
李明博(イ・ミョンバク)次期大統領は31日、英語公教育ロードマップをめぐる社会的論争と関連し、「過去の慣習があり利害勘定もあるので反対と抵抗は必ずある。反対のために反対する人はどうしようもないが、理解できずに反対する人は説得していく必要がある」との考えを示した。大統領職引継委員会の幹事団会議で述べたもので、いかに説得し、賛同させていくかが非常に重要だとした。
 特に英語公教育問題を政治争点とすることに反対の姿勢を示し、国の未来のためにひざを突き合わせるべきだと指摘した。引継委の方向は正しいとし、引継委が大枠をつかみ今以上に説得のプロセスを持てば良いと強調した。

 またソウル市蘆原区の小学校を視察したことを挙げ、30~40人程度の1クラスの中でも英語力の差がみられたこと、1、2年生にも実力のある生徒がいたことなどを紹介した。公教育での英語授業を父兄は歓迎しながらも、塾に通わせたり家庭教師をつけなければ授業についていけないのではと不安に思うだろうし、家庭の事情でそうした私教育を受けられない生徒もいれば外国留学経験者もいると指摘し、英語力に応じたクラス分けをし、下のクラスには放課後・休み中の授業も設けることなども考慮していることを明らかにした。引継委で原則を固め、新政権発足後に該当官庁がこれを緻密に整え執行していけば良いのではと強調した。

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