カーボンナノチューブを基盤上で任意の形に形成する新技術を国内研究陣が開発した。
 ソウル大学機械航空工学部のソ・ガブヤン教授率いる研究チームは30日、カーボンナノチューブ溶液をナノメートル単位の穴に流し込む方法を用い、広い面積の基板上にカーボンナノチューブを自由な形で整列、装着する技術を開発したと明らかにした。金またはシリコン基板の上に任意の形で通路を形成した高分子物質を装着し、その通路にカーボンナノチューブが入った溶液を流し込むことで、カーボンナノチューブを整列させるというもの。これにより基板上でカーボンナノチューブ回路を具現することが可能となり、カーボンナノチューブチップなどの大量生産に必要な基盤技術として評価される。先ごろナノ技術分野の国際学術専門誌スモール(Small)に紹介された。

 カーボンナノチューブは優秀な物理的、電気的特性を持ち、次世代の電子素子材料として期待されるが、素子構造内でカーボンナノチューブを自由な形に整列させるのは非常に難しいとされてきた。

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