29日に行われた女子韓日戦。赤が韓国=29日、東京(聯合)
29日に行われた女子韓日戦。赤が韓国=29日、東京(聯合)
ハンドボールの北京五輪アジア予選再試合が、東京・代々木国立競技場で29日から行われている。同日には女子韓国代表が日本を破り五輪出場を決めており、きょう30日には男子の韓日戦が行われる。
 再試合の発端となったのは、最初の予選で続いた中東審判員による「韓国つぶし」だ。2004年アテネ五輪でデンマークに破れ惜しくも逃した金メダルに再度挑戦するため、昨年8月にカザフスタンに向かった女子代表チームは、日本との初戦で中東審判員の露骨な日本びいきにさらされた。7回にわたる2分間退場、選手2人の完全退場などで、韓国は29対30で日本に敗れた。韓日とカザフスタン、カタールの4チームがフルリーグで戦った予選は、最終的にアジアハンドボール連盟(AHF)にロビー活動を行ったカザフスタンが韓国を2位に追い込み優勝した。

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 9月に愛知県で行われた男子予選では、AHFが開幕戦の韓国対クウェート戦から国際ハンドボール連盟(IHF)の指示を無視し、ドイツ人審判員の代わりにヨルダンの審判員を起用し、韓国を20対28で敗北に追い込んだ。韓国は残りの全試合に勝ったものの2位に終わった。

 長年続いた中東審判による不可解な判定、いわゆる「中東の笛」に対し、大韓ハンドボール協会は男女ともに予選3位に終わった日本のハンドボール協会と協力し、IHFや国際オリンピック委員会(IOC)に真相調査を求めた。韓国は特に、試合のようすを収録したDVDをIHF加盟国160カ国に送り、再試合に向けた世論を高めた。

 こうした動きを受け、IHFは昨年12月の理事会で今年1月中に予選をやり直すことを決めた。一方、AHFはこの決定を受け入れられないとし、加盟国に再試合の開催・出場禁止を命じたため、韓国と日本を除いた他国は再試合に出場しなかった。AHFは先ごろ緊急理事会を招集、韓日の加盟国資格はく奪を予告している。

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