少子高齢化を受け、2020年ごろには農家人口の6割が60代以上の高齢者になる見通しだ。大韓統計協会が30日、統計庁の研究諮問を受けて作成した「2005年農林漁業総調査総合分析」報告書で、統計庁の調査と全国将来人口の推計結果を土台に2020年までの全国農家人口を年代別に推定したところ、こうした結果が出たと明らかにした。
 分析によると、韓国の農家人口は2005年の343万3753万人から2010年に296万825万人、2015年に260万2257人と減少し、2020年には234万2267人まで落ち込む見通しだ。これにより、農家人口が全人口に占める割合も2005年の7.1%から2020年には4.7%に低下する。

 急速な少子高齢化は農家人口の規模縮小につながるだけでなく、年代別の人口構造にも影響を与える。2005年と2020年の農家人口を年代別に比較すると、10代が全体に占める割合は2005年の9.1%から2020年には2.8%に低下し、同様に20代は8.5%から4.2%に、30代は7.2%から2.7%に、40代は13.1%から6.2%に、それぞれ割合が縮小する。

 これに対し、50代は17.5%から19.9%、60代は22.1%から35.9%、70代は13.6%から19.7%、80代以上は3.6%から7.2%にそれぞれ拡大し、60代以上の高齢者が農家人口に占める割合は2020年には63.0%に達する見通しだ。報告書は、若手が農村に流入しなければ農家を継ぐ世代がいなくなり、農業社会の解体も予想されるとしている。


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