産業資源部が12日に明らかにしたところによると、韓国とロシアはモスクワで11~12日に第8回資源協力委員会を開催し、東シベリアおよび極東産天然ガスの韓国輸出に関する共同調査研究を開始することで合意した。
 委員会でロシア側は、極東地域の内需供給と韓国、中国への輸出に向けたサハリンのガス田開発計画と、ハバロフスク~ノボシビルスク間の配管網建設計画について説明した。両国は韓国への天然ガス供給時期と物量を決定するに当たり、韓国ガス公社とロシア国営ガス会社のガスプロムが技術的・経済的妥当性分析のための共同調査を行うことを決めた。この委員会での話し合いと調査結果から、ロシア産ガスを輸送するパイプラインの経路や契約条件などの輪郭が見えてくることになりそうだ。

 両国はまた、韓国石油公社を主軸とした韓国企業連合と、ロシア国営のロズネフトが共同で開発を進めている西カムチャツカ海上石油鉱区事業について、物理探査の結果を基に来年中にも2か所でボーリングを行うことで合意した。ロシア側の政府権益売却が来年に予定されているサハリン3キリンスキー鉱区については、韓国企業の参入に向け協力する一方、エタン、ヘリウムなどガス田開発の副産物を活用した化学産業の育成に向けた韓国企業の投資進出を検討する。


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