特定犯罪加重処罰法上の贈収賄罪で拘束起訴された前国税庁長の全君杓(チョン・グンピョ)被告の初公判が30日に釜山地裁で開かれた。全被告は起訴事実を全面否認し、拘束は不当だと主張した。
 全被告は準備したメモを見ながら落ち着いた声で、国家機関の長ではなく一個人としても、このような拘束は不当なものだと訴えた。また、「国税庁長がいくら腐っても、6か月間にわたり人事請託の対価として8000万ウォン(約955万円)という金を受け取っただろうか。万一受け取っていたなら、人事に1度も手を加えたことがないというのは話にならない」と述べるなど、金品授受の事実を強く否定した。

 全被告は、釜山地方国税庁長だった鄭祥坤(チョン・サンゴン)被告からの人事請託の見返りとして、昨年7~11月に5回にわたり7000万ウォン、今年1月の海外出張の際に1万ドルを受け取ったとして、拘束起訴された。

 裁判部は全被告の起訴事実否認を受け、今後、鄭被告の公判とは併合せず、分離して審理を進めることを決めた。鄭被告の公判は来月14日、全被告の公判は同21日に釜山地裁で開廷する。


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