北朝鮮核施設の無能力化作業を確認するため訪朝していた視察団の米国代表、国務省のソン・キム朝鮮部長は29日、核施設無能力化の全過程が来月31日までにすべて終わるだろうと明らかにした。
 キム部長は、6カ国協議の政府当局者と専門家からなる視察団の3日間の訪朝日程を終え、中国・北京首都空港に到着、「北朝鮮・寧辺の核施設3か所を視察し、すべての過程が円満に進行しているのを直接確認した。今回の訪朝は非常に有意義であり、生産的だった」と評価した。また、北朝鮮から核開発計画の申告リストの提出を受けたかとの質問には、まだ受け取っていないと答え、今回の訪朝は申告ではなく無能力化に焦点を合わせていると述べた。

 韓国代表を務めた林聖男(イム・ソンナム)北核外交企画団長も聯合ニュースとのインタビューで、「寧辺の3施設を訪問し、無能力化の過程が順調に進んでいるのを直接確認した。申告リストの提出は受けていない」と述べた。

 視察団は来月8日から北京で開催予定の6カ国協議首席代表会合の前に、今回の訪朝結果を盛り込んだ報告書を提出する計画だ。


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