韓悳洙(ハン・ドクス)総理と北朝鮮の金英逸(キム・ヨンイル)内閣総理は14日、ソウルウォーカーヒルホテルで南北総理会談を開き、西海(ソヘ、黄海)平和協力特別地帯設定問題など南北首脳会談(10月2-4日)合意事項の実践案について議論した。 南北総理の対面は92年の第8回南北高官級会談以来15年ぶり。

金総理率いる北側代表団43人はこの日午前、高麗航空便で平壌(ピョンヤン)を出発、西海直航路を通って金浦(キンポ)空港に到着した。

南北代表団はこの日午後、2時間ほど最初の全体会議を開いた。 韓総理はこの日の会議で、西海平和協力特別地帯問題を担当する南北共同委員会の設立を北側に提案したと、李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官が明らかにした。

李長官は「共同委が構成される場合、閣僚級が委員長を務め、共同漁労水域の設定や漢江(ハンガン)河口共同利用問題などを協議することになる」と述べた。

また韓総理は開城(ケソン)工業団地の活性化のため▽常時通行▽通関手続きの簡素化▽通信回線の増設--という問題解決案を北側に提示したと、李長官は伝えた。

南北はこの日、安辺(アンビョン)・南浦(ナンポ)の朝鮮協力団地建設、開城-新義州(シンウィジュ)鉄道と開城-平壌道路改善補修、離散家族再会拡大案を集中議論した。 北側代表団は朝鮮協力団地の建設に大きな関心を見せたという。

政府当局者は「今回の会談は南北首脳の合意事項を具体化する席であるため、大きな衝突はなく実務的に進行するだろう」と語った。 しかし北側代表団に軍部関係者が含まれていないため、北側の軍事的保障措置が前提となる各種経済協力事業の進展ある合意が出てくるかどうかは未知数だ。

南北代表団は15日の分野別実務接触後、16日午前に最終会議を開き、共同合意文を発表する予定だ。

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