会見する船員ら=13日、アデン(聯合)
会見する船員ら=13日、アデン(聯合)
5月にソマリア近海で海賊に拉致され今月初めに解放されたマブノ1号・2号の船員らが、現地時間13日午前にイエメン南部のアデン港に到着し、記者会見した。ハン・ソクホ船長は拉致されていた約6か月間を振り返り、残忍な海賊たちのようすを伝えながら、「人間ではない」と怒りをあらわにした。
 海賊が本拠地としているのは300世帯ほどの村で、住民全員が海賊の仲間のようだった。12歳ほどの少年も銃を手に海賊行為を手伝い、船員らを監視しながら暴行を加え、銃で脅した海賊のなかには13歳ほどの少年もいたという。大人の海賊よりも、何も考えず銃を構えることのできるこうした少年たちのほうが恐ろしかったと、ハン船長は語った。

 海賊は4日にマブノ号を解放したが、下船時に寝室の電化製品や寝具など使えそうなものは残らず持ち去ったという。ハン船長は、「海賊は最後まで海賊だった。金のために人を殺しておきながら殺していないと言って金を要求するのは、人間ではない」と怒りを込めて語った。

 船員らは早ければ16日に仁川空港に到着する予定だ。


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