盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は13日、北朝鮮の核廃棄と平和交渉を遅れないよう推し進めていくためには、首脳らの宣言により決定的な行程表を提示する必要があると述べた。釜山で開かれたハンギョレ統一文化財団と釜山市が共同主催の「ハンギョレ・釜山国際シンポジウム」開会式で基調演説したもの。首脳宣言は問題解決にあたる実務者に強力なメッセージを与えることになり、難題にぶつかっても挫折することなく結論に達することができると説明した。
 4カ国首脳宣言を呼びかける理由については、「朝鮮半島平和体制の形成をより確実な流れに固め、北朝鮮が早期に核廃棄を履行できるようにしようというもの」と述べ、平和交渉締結後の宣言は祝杯を挙げるにすぎず意味がないとした。締結までの過程も順調にばかりにはいかず予想できない障害もありえ、その場合には時間がさらにずれこむとの見方を示した。ブッシュ米政権の時間も決して十分ではないとも言及した。

 北朝鮮の核完全廃棄と朝鮮半島の平和体制に向けた手順は時間がかかることで、一方だけを先に進めることは現実的に難しく、両方を同時に進め終着点で出会うようにしなければならないと強調している。北朝鮮の核放棄の意志は確実なため、北朝鮮を屈服させようとしなければ対話による解決は可能との見解を示した。


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