米国のブッシュ大統領は30日、北朝鮮の核問題を自身の任期が満了する2009年1月までに解決できるとの自信を示すとともに、北朝鮮の最高指導者である金正日(キム・ジョンイル)総書記の決断を促した。ブッシュ大統領は来月に豪州で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出席を前に、ホワイトハウスで聯合ニュースなどアジア太平洋地域の報道機関とのインタビューに応じた。
 この席でブッシュ大統領は、北朝鮮が寧辺の核施設稼動を中断した事実に触れ、この数か月間で北朝鮮の核問題が進展を見せており、6カ国協議も成果を見せ始めていると評価した。また、6カ国協議で北朝鮮が核兵器と核開発計画を申告し廃棄することで合意したと指摘、北朝鮮が合意を尊重することを望むと述べた。その上で、この数か月間に進展があったと信じられるほどに多くの発展があったが、北朝鮮が核開発計画を完全に明らかにし廃棄するまで継続して圧力を加えていくとくぎを刺した。

 さらに、問題は自身の任期内に(核問題を)終わらせられるかということと自問した上で、「解決できる、そうなることを望んでいる」と述べ、任期満了までの1年5か月間で核問題を終結させることに自信を見せた。核問題の解決はわれわれではなく、北朝鮮の指導者が決定権を持っているとの認識を示し、ボールは北朝鮮側に投げられているとの立場を明確にした。

 一方、核問題と並行して進められている米朝の関係正常化問題と関連しては、成果を基に議論していく考えを明らかにした。北朝鮮の合意履行を見ながら段階的な関係改善を進めることを示唆したものとみられる。


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