既存のプラズマディスプレーパネルは、パネル上段と下段の両方に、映像を表示する駆動チップ(ドライバーIC)が必要なデュアルスキャン方式だった。今回開発したシングルスキャン方式では、下段の駆動チップ1つで完全な映像表示が可能となり、既存製品に比べ30%以上材料コストが削減できる。サムスンSDI関係者は、同クラスのフラットディスプレーの中でも最高の製造・原価競争力を備える高効率のプラズマモジュールの生産が可能になったと話している。
高精細(HD)クラスのプラズマディスプレーパネルでは2004年からシングルスキャン方式が採用されているが、画素数が2倍以上のフルHDでは、これまで実現していなかった。サムスンSDIは独自の高速駆動技術と高効率アドレッシング技術を開発し、世界で初めて50インチフルHDでのシングルスキャン方式採用に成功した。
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