全国金属労働組合現代自動車支部が韓米自由貿易協定(FTA)の調印阻止に向け、28日に続き29日も6時間にわたる部分ストライキを強行した。現代自によると、同日午前10時から午後5時まで、蔚山工場を含め全州、牙山工場など現代自支部傘下の6委員会が部分ストに入った。午後5時から2時間予定された残業も拒否した。
 労組はスト突入後、蔚山工場の本館前広場で組合員3000人が参加し集会を行った。午後3時には、市庁前で労組幹部ら700人が金属労組蔚山支部主管の地域集会に参加した。

 会社側は、前日に続き車両生産、支援など事業部ごとに管理担当者やストに反対する社員らとともに正常操業を試みた。これを食い止めようとする労組幹部と小競り合いがあったものの、激しい衝突はなかった。

 現代自動車によると、蔚山工場で昼間勤務する組合員1万3800人のうち、午前の集会後に退勤した5050人がストに参加した。ストを拒否し工場で待機していたものの、生産ライン稼動が難しいとみて退勤した社員が2200人で、残りの6500人は勤務を続けた。これに対し労組は、すべての工場が稼動を中断し全組合員がストに参加したと主張している。

 一方労働部は、蔚山工場をはじめ牙山、全州工場、南陽研究所、整備・販売委員会を含めた現代自動車全体のスト参加率を21.6%とする集計結果をまとめている。

 2日間にわたる部分ストや残業拒否により4893台の車両が生産されず、生産損失額は694億ウォンに上った。 


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