カンボジアで発生した航空機墜落事故で犠牲となった韓国人13人の遺体が29日夜にカンボジアを出発し韓国に向かう。27日夜にプノンペン市内の病院に安置された遺体は、28日午後には遺族による確認作業を終えた。大韓航空は特別機を運航して遺族らの便宜を図る。遺族らは遺体とともに30日午前6時45分に仁川空港に到着する予定だ。到着した遺体はソウル峨山病院に安置される。
 一方、プノンペン市内に設けられた焼香所では、現地在住韓国人やカンボジアの関係者らによる弔問の列が続いているほか、北朝鮮がプノンペンで運営している直営食堂の「平壌冷麺館」が、店名の入った弔花を送り、同胞愛を感じさせた。

 駐カンボジア韓国大使館は、「遺体を確認した遺族らのショックを和らげるため、29日はなんの予定も入れず、遺体搬送の準備だけにすべてのスタッフを集中させている」と話した。


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