統計庁が28日に発表した5月の産業生産動向によると、先月の産業生産増加率は前年同月比6.6%の増加となった。4月の産業生産増加率6.7%より0.1ポイント少ないものの、回復基調は続いている。前月比では0.9%(季節調整済み)増だった。操業日数を基準に換算した5月の産業生産増加率は6.2%で、前月の5.4%より0.8ポイント上昇した。
 今後の景気局面を示す先行指数は前年同月比で5.1%増となり、前月と同じ水準を維持したが、現在の景気を示す同行指数循環変動値は100.4となり、前月より0.2ポイント下落した。

 業種別生産は、製造業全体で6.6%増加した。特に半導体・部品が17.7%、自動車が6.8%、機械装備が9.8%など好調な伸びを示した。これに対し映像音響通信はマイナス16.6%と大幅な落ち込みとなった。

 生産者製品出荷は半導体・部品、一次金属、その他運送装備(船舶)などの出荷が好調で、6.8%増加した。在庫は2.8%増加した。

 消費者販売は食料品と衣服、通信機器の販売が好調なことから6.3%増加した。設備投資は事務用機器、一般産業用機械などの投資が相次ぎ10.2%と大きく伸びたが、前月の15.7%に比べると伸びは鈍化している。国内建設期成はやや萎縮しているが、公共部門の好調から5.5%増加し、先行指標である建設受注も5.2%の増加を記録した。


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