【ソウル31日聯合】来月3日に済州道で開かれる韓日中外相会談で、韓国政府は3カ国参加の文化交流イベントを活性化する「文化シャトル事業」構想について合意を導き出す方針だ。外交通商部の沈允肇(シム・ユンジョ)次官補が31日の定例会見で明らかにした。

 沈次官補は具体的には、まず韓国が北東アジア3カ国による映画祭を開催し日中の参加を促す案、9月に中国で開かれるアジア芸術祭に韓日が参加する案のほか、3カ国間の記者団交流などを検討するとしている。ある当局者は文化シャトル事業の基本構想について、それぞれが2国間で進めてきた文化交流事業を3カ国事業に拡大し、映画祭や公演芸術祭、美術展などを持ち回りで開催すると説明している。

 沈次官補はまた、金浦空港と東京の羽田空港、上海の虹橋空港を結ぶシャトル事業を通じ、3カ国をひとつの生活圏とする計画も検討中だと紹介した。

 宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商部長官、日本の麻生太郎外相、中国の楊潔チ外相は会談で、これまでの2国間協力事業を3カ国間事業に拡大・発展させる案を話し合うほか、北朝鮮核問題や北東アジア情勢に対しても協議する予定だ。3日の本会議に先立ち、韓日、韓中の2国間外相会談も行われる。3カ国外相は済州での会談に続き、4~5日にはソウルで開かれるアジア協力対話(ACD)外相会合に出席する。


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