李鍾ソク(イ・ジョンソク)前統一部長官は31日、朝鮮半島の平和体制をめぐる論議が活性化していることを評価しながらも、すぐにでも統一できるかのようなバラ色の夢を与えるようなことは望ましくないとの考えを示した。ソウル市内のホテルで開かれたフォーラムで述べたもので、平和体制をめぐる論議が政治的に過剰になっている側面があると指摘した。
 平和体制を構築するためには、米朝関係と南北関係の正常化が必要だが、南北間は依然として軍事的な対立が続いており、信頼度も高くないとした上で、平和体制構築には相当な時間が必要だとの見方を示した。

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 また、向こう20年以内に朝鮮半島統一と関連した重大な状況を迎えることになると予想した。それが安定的なものか、不安定なものかはわからないが、北朝鮮の変化とつながっていると診断している。その上で、北朝鮮が変化する速度が南北関係の変化の水準を超えた場合にはなにもできなくなることから、南北関係の変化を北朝鮮の変化の速度より早める必要があると強調した。


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